グリーンホープファームでのこと④

この記事は、2017年6月に実際にグリーンホープファームを訪ねた時の記事です。

私のファームとの出会いについてはこちら
グリーンホープファームの道のりはこちら
グリーンホープファームでのこと①はこちら
グリーンホープファームでのこと②はこちら
グリーンホープファームでのこと③はこちら

第二次大戦後直後、まだアメリカ人にとっても海外渡航がとても珍しかったころですが、モリーのお祖父さまが、京都の大学と縁の深い大学の学長だった関係で祖父母は夫妻で京都を訪れ、それはそれは京都を気に入っていたのだとか。

帰国時に持ち帰ってきた京都からの調度品の品々が家にあるような状態だったそうで、モリーもそんな品々を目にしながら育ちます。

『私の祖母は芸者だった過去世があるんじゃないかと思うのよ。本当に京都を愛していたし、歌も踊りも人と話をするのもとても上手かったの。』

モリーがグリーンホープファームでフラワーエッセンスを作り出した時、一つの問題にぶつかります。

通常、フラワーエッセンスをといえば、ブランデーやコニャックを保存料として使うことが多いのですが、ニューハンプシャー州の規制により、アルコールを保存料ととして使って製造する許可が下りなかったんだそうです。

(アメリカは州によってアルコールやタバコ、交通規制などの法律が結構マチマチです)

一体どうしたものか、と考えあぐねていると、友達がやってきて、こう言ったんだとか。

『ねぇ、モリー。日本では赤紫蘇を使って保存食を作ったりしているみたいよ。なにか使えるヒントがあるんじゃないかしら。』

Green Hope Farmでは毎年エンジェルたちのガイドに従って、赤紫蘇を植える植栽パターン(ようするにマンダラ)を変えています。

そこで、赤紫蘇のエッセンスを作り、保存料として使ってみたところ、保存料として機能しただけでなく、赤紫蘇自体のエッセンスとしてのパワーが、フラワーエッセンスの効果を底上げしてくれることに気が付いたそうです。

ピンチはチャンス。

代替品だったものが、いまやグリーンホープファームのエッセンスを象徴するような要素になっている、というのは、これまた神秘的なお話です。

赤紫蘇といえば、京都の大原が名産であるのも、なにか繋がりがありそうですよね。