グリーンホープファームでのこと②

この記事は、2017年6月に実際にグリーンホープファームを訪ねた時の記事です。

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さて、ダイニングルームに荷物を置き、テラスからそのまま庭に出てモリーに庭を案内してもらいました。

番犬のシバ(柴犬ではありません、名前です(笑))が先導してくれます。

この日の天気予報は、生憎の荒れ模様の雨。

いつも晴れ女で通っている私なのに、なぜこの時に限って??

と半ばがっかりしていたのですが、それにもちゃんと理由があったようです。

雨が降る前に、と庭に出ると、思ったよりコンパクトなお庭の造りでしたが(アメリカはすべてが大きいので(笑))、それぞれのセクションが上手く組み合わさり、流れが出来ていて、見た目にもとても美しく、またお花それぞれのエネルギーが個性をちゃんと主張しているのに、調和が取れていました。

逆に言うと、こういったエネルギーワークと関連している場所のお庭にありがちな、奇をてらったような造りや、造作物、石、みたいなものが一切なく、ひたすらセンスと居心地の良いお庭と言ったらよいのでしょうか。

『今年は雪がなかなか引かなかった挙げ句に、春は雨ばかりで、庭仕事が遅れちゃってるのよ』

と話しながら、これまた素手でバラの花殻を摘んでいくモリー。棘刺さらないのかな・・・?と指を見ると、やはりところどころ擦り傷が。

そりゃ、ちょっとは刺さるよね(笑)

一通りお花の咲いている場所を案内してくれた後、奥に広がる草原の方にお散歩に行きました。

シバが走っていくと、その先に子鹿が出てきて、私たちの方を見ていました。

途中、小さなワイルドストロベリーが地面になっていたのをモリーが摘んで、手渡してくれたのですが、

その美味しさといったら!!

天使が作ってるとしか思えない、という表現がぴったりでしょうか。

甘酸っぱさが口一杯に広がり、思わずCMでも作れそうなリアクションになってしまいました。

モリーとは散歩をしながら沢山話をしました。

なぜ大学で留学したのか、なぜSmithだったのか、どうしてセラピーや代替医療と関わることになったのか、ガーデンデザインの仕事をしてみたけど、東京ではジレンマばかりだったこと。

留学したての時、最初は本当はメディカルスクールに行きたいと思っていたんだけど、英語で授業をこなすのが大変だったばかりでなく、生物のクラスでテストの度に風邪をひいて熱が出たりして、どうしても思うように成績が取れなかった、という話をすると、モリーはケラケラと笑いだしました。

(※アメリカでは医学部はメディカルスクール制になっており、大学在学中に生物や化学、物理など特定の科目を履修し、卒業後に受験・進学する形式になっています)

『それは笑えるわね!現代医学をやろうとしても天使たちに邪魔されちゃったのね!』

モリーとは初対面だけど、魂上ではきっと繋がりがあるのでしょう。まるで一生分の近況報告をしているかのような感覚でした{/hikari_pink/}