認知症のスピリチュアルな意味
認知症のスピリチュアルな意味、それこそ、なぜ認知症になる必要があるのか、
ということに関して、私自身、ずーっと疑問に思ってきました。
私のブログでも、HPでも、検索キーワードの上位にいつも、認知症とスピリチュアル、という組み合わせが入っているので、結構認知症を考える上で、疑問に思ってらっしゃる方、多いんじゃないかと思います。
すべての方とコンセンサスは取れないと思いますが、私は、
『人は自分の魂を進化成長させるために、自分で目標設定をして、
周りの環境を選んで生まれてくる』
と考えています。
これは、ERTでも進化占星術でも、共通した考え方です。
また、認知症は、感情を抑圧する傾向にあった方が、
何らかのショックな出来事や、喪失の体験をきっかけに、
自分の感情とより向き合いきれなくなり、
シャッターを下ろすかのように、周りとのチャンネルを切っていってしまう表れである、
というのも8割くらいの方に当てはまる原因ではないかと思います。
ただ、そうすると、
『なぜ認知症になるのか』
は説明がついても、
『なぜその人の魂は成長のために認知症を選んだのか』
については、ずっと腑に落ちない感覚がありました。
ですが、検索キーワードで増えているのを見て、
いまいちど考えていたところ・・・ちょっとした閃きがありました。
進化占星術の創始者である、ジェフリー・グリーンは、
『魂は感情体験を通してしか成長しない』
と言っています。
なので、必要な感情体験は、すでに自分で選んだチャートに鋳型が記されており、
感情をちゃんと感じきれば、意外と早く切り抜けられるし、
逃げれば逃げるほど、感情体験を起こす事象や試練は大きくなる。
つまり・・・元々感情の抑圧が大きく、自分の感情と向き合ったり、感じることから逃げていた人は、感情を感じきる宿題・課題が残っているケースが多い、と考えることができないでしょうか。
年を取れば取るほど、自分で感情と向き合う、ということは困難さを増します。
Blue-windsの西谷先生も、インナーチャイルドセラピーは、できる限り若いうちにやっておいた方がいい、とおっしゃってます。(もちろん、向き合う気になった場合は、いくつになってからでも良いのですが)
よく認知症になったら、性格が豹変した、大人しかった人が怒りっぽくなった、急に泣きっぽくなった、という話を聞きますよね。
そう、理性で感情を抑圧してきた人は、認知症、という病気の力を借りて、理性の蓋をどっかり取ってしまい、今まで抑圧してきた感情を感じたり、表現したりしているのではないでしょうか。
まだまだ、これは一案に過ぎないかと思います。
ですが、そんなことを考えていると、認知症の方の性格の変異を『問題行動』として一律に悪いこととしてレッテルを貼ってしまうのは、何か違うんじゃないかな〜と思ったりします。
自分の感情を表現しても、自分は受け入れてもらえるんだ、ってエネルギーが伝わると、
認知症の人の症状の出方も、変化が見られることは母で実証済みです。